この企画について
募東日本大震災とそれに伴う様々な動乱に関する記事で鶴を折り、募金にご協力いただいた方に、一羽づつお持ちいただく企画です。災害の悲劇が鶴になって飛び去ってくれるように、多くの人々が折り鶴を持ち去ることで悲しみを分かち合い復興に役立てます。
翼タグ
鶴の翼には、鳥類調査に用られいる「翼タグ」を模した黄色いシールが貼られています。「復興千羽鶴」という文字と「F2781」といったナンバーが書かれており、二つと同じものはありません。今回の震災では、様々な被害があり、細かに異なる被災状況があることを表しています。
また、黄色は自然界において注意や警戒を意味し、予断を許さない状況を表しています。この黄色は、光の当たる場所に長期間置かれると次第に白くなります。黄色が白に変わる頃には、復興が進み注意を集めなくてもよくなっていることを祈ります。被害が隠蔽されて明るみに出なければ、いつまでも警戒を要する状況のままであることも暗示しています。年月が過ぎてから折り鶴を開けば、乗り越えてきた当時の状況が思い出されます。
Female Great Frigatebird Fregata minor with wing tag. Taken on East Island, French Frigate ShoalsDuncan Wright, USFWS from wikipedia